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レーザスキャナの活用事例-6

技術情報

地上レーザスキャナを活用した実例の第6弾として、点群データを三次元モデル化し、設計モデルと組み合わせることで干渉確認を行った事例をご紹介します。

点群データ × 設計モデルで精度の高い干渉確認

前回も紹介した「点群データ × 現況モデル × 設計モデル」の融合による検討方法です。
今回は、新設する階段と既設壁の干渉を視覚的・定量的に確認した事例です。

活用のポイント

◎ 視覚的・定量的な干渉確認
地上レーザスキャナで取得した三次元点群データをモデル化することで、干渉状況を直感的に把握できます。

◎データの軽量化&視認性向上
点群データは高精度ですが、データサイズが大きいという課題があります。これをモデル化することで、処理負担を軽減し、より扱いやすい形で活用できます。

◎設計モデルとの融合でより正確な分析
設計モデルと現況モデルを統合することで、施工前に問題点を発見し、適切な調整が可能になります。

▶点群データ
地上レーザスキャナで取得した三次元点群データ。現場の形状を高精度に計測し、細部までリアルに再現できます。

▶点群+現況モデル
点群データを基に現況モデルを作成。視認性を向上させることで、既存構造物の形状や配置をより直感的に把握できます。

▶現況モデル+設計モデル
現況モデルに設計モデルを組み合わせた状態。新設する構造物と既存の環境との干渉を事前に確認し、施工の精度向上に役立てます。

こんな場面で活用できます!

地上レーザスキャナを活用することで、設計と現場のズレを事前に確認し、施工の精度を高めることが可能です。
この技術は、階段の設置だけでなく、橋梁や建築構造物の施工計画にも応用できます。

レーザスキャナの活用をお考えの方へ

今回の事例のように、三次元点群データを活用することで、設計・施工の精度向上に役立てることができます。
「こんな場面でも活用できる?」といったご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください!

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※当社ではMatterportの撮影も対応可能です。