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近接写真測量による業務の効率化
技術情報
今回は、近接写真測量(Close Range Photogrammetry)による業務の効率化について、分かりやすくご説明いたします。
作業の大まかな流れ
近接写真測量の作業は大きく2つに分けられます。まず、現場での写真撮影とその後の事務所での解析・図化作業です。
外部への写真撮影の委託
通常、当社の社員が写真撮影と解析・図化作業を一括で行いますが、現場での写真撮影を他の方にお任せすることで、業務全体の効率を向上させることも可能です。たとえば、工事現場事務所の職員さんに写真撮影方法をレクチャーし、撮影した画像を送っていただくことで、当社の社員の作業人工を軽減できます。
工事の進捗状況の把握や当社の社員の撮影手配の調整が不要なため、現場様と当社の双方にとってメリットがあります。
撮影に使用する機材と注意点
撮影には一眼レフカメラと単焦点レンズの組み合わせが理想的ですが、iPadなどのタブレットのカメラでも活用できます。ただし、機種や性能によっては不十分な場合があるため、当社では初回のレクチャーとともにカメラの精度確認も行っています。
その他の効率化手法
測点の設置を効率化するためには、補強ボルトの出来形計測をする際には、3Dプリンタで専用のボルトキャップを作成することも可能です。さまざまな現場のニーズに合わせて、生産性向上に貢献していきます。
当社では、近接写真測量を通じて、効率的な作業手法を提供し、お客様のニーズにしっかりと応えてまいります。
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