2019,07,16 / 会社のこと
【資格について】測量士と測量士補の違い
みなさんこんにちは!
ビッグ測量設計人事担当の須藤です。
今日は測量の資格についてお伝えします。
測量の資格には、測量士と測量士補の2つがあります。
どちらも測量法に基づく国家資格で、2つの違いについても
測量法に定められています。
法律では、
・測量士は、測量に関する計画を作製、または実施をする
・測量士補は、測量士の作製した計画に従い測量をする
となっています。
簡単に言ってしまうと、指示を出せるのは測量士だけであり測量士補はそれに従って業務を行うというものです。
しかしこれはあくまでも法規上の建前で、実際の現場では資格の有無より経験や実力に応じてポジションが決まっていきます。
つまり現場での実業務において、資格の有無はそれほど重要ではない場合がほとんどということなのですが、実際の用途では測量士と測量士補では明確な違いがあります。
測量士と測量士補の違い
測量士
・測量業者を開業する際に最低一人必要。(国交省への測量業者登録)※独立開業が出来る
・公共入札案件で在籍する測量士の人数による制限がある。
・土地家屋調査士を受験する際に午前試験が免除される。
測量士補
・土地家屋調査士を受験する際に午前試験が免除される。
・測量業者を開業する際に最低一人必要。(国交省への測量業者登録)※独立開業が出来る
・公共入札案件で在籍する測量士の人数による制限がある。
・土地家屋調査士を受験する際に午前試験が免除される。
測量士補
・土地家屋調査士を受験する際に午前試験が免除される。
こうみると、位置付け的には測量士補よりも測量士の方が上位の資格となっているのが分かりますね。
ですから、資格試験での試験概要と難易度も以下のような違いがあるんです。
試験概要と難易度
測量士
測量士は午前が選択式の筆記試験、午後が記述式の筆記試験を行います。午前と午後合わせて65%以上の正答率で合格(かつ午前は50%以上の正答率が必要です。)合格率は約1割と言われています。難易度はやや難しいレベルで、日商簿記2級や社会福祉士と同程度の難易度となっています。
測量士補
測量士補は選択式の筆記試験です。概ね65%以上の正答率で合格。合格率は約2割。難易度はふつうレベルで、日商簿記3級や介護福祉士と同程度の難易度となっています。
測量士は午前が選択式の筆記試験、午後が記述式の筆記試験を行います。午前と午後合わせて65%以上の正答率で合格(かつ午前は50%以上の正答率が必要です。)合格率は約1割と言われています。難易度はやや難しいレベルで、日商簿記2級や社会福祉士と同程度の難易度となっています。
測量士補
測量士補は選択式の筆記試験です。概ね65%以上の正答率で合格。合格率は約2割。難易度はふつうレベルで、日商簿記3級や介護福祉士と同程度の難易度となっています。
測量士と測量士補の資格について、
次回はビッグ測量設計での資格取得状況などをお伝えします!